行政書士の勉強はいつから始めるべきなのでしょうか。
これは必要とされる勉強時間や試験日とも大きく関係してきますが、せっかくなら効率よくキリの良いところで勉強始めたいものですよね。また、その際は何から始めればいいかも気になるところです。
この、行政書士の勉強はいつから、何からについて解説していきます。
行政書士の勉強いつから始めるべきか
行政書士の勉強は、試験日まで最長1年間勉強できる時期に始めると良いと思います。つまり、1年前ですね。
試験日は毎年11月の第2日曜日ですから、その1年前から勉強を始めて翌年度の試験に臨みましょう。その理由をこれからお話します。
初年度から合格を狙うべき
1年というと長いなーと感じる方もいるかもしれません。確かに長いかもしれませんが、それは初受験から合格を狙うべきだと思うからです。つまり、一発合格を狙っていきましょう。そのためにしっかり勉強時間を取りたいですね。
合格に必要な勉強時間は?
行政書士に必要な勉強時間は、初学者で500~1000時間見た方が良いと思います。
もちろん勉強は毎日の積み重ねです。1日2~3時間、週換算で15時間勉強するとしましょう。これを1年間(約52週)積み上げると1年間で約730時間勉強できます。
学習進捗は個人差ありますので一概には言えませんが、初心者から勉強を始めて1年間コツコツ積み上げれば、合格に足る実力が付いている受験生も出てくるはずです。
初学者に必要な勉強時間
つまり、初学者が行政書士の勉強は、試験日1年前から始めると良いということです、その際の1日平均の勉強時間は2~3時間、週換算で15時間で良いと思います。それを1年続ければ合格できる人も出てくると思います。
ちなみにこれは独学の話。実際にはもっと勉強時間は必要かもしれませんが、中にはこれで合格できる人もいると思います。
講座を利用すれば時短になる
予備校の講座を利用すれば、間違いなく時短にできます。
半分、つまり、6か月の勉強で合格できる受験生もいるはず。ゴールデンウィーク頃に勉強始めれば6か月間の勉強はできますので、それで合格できる人は必ず画dてくると思います。
予定通りにはいかないことが当たり前と考える
ただし、皆さんも何度も経験がおありでしょうが、予定はあくまで予定であり、その通りにはいかないものです。人間とはそういうもの。
予定自体に無理があったり、何か予定外のことがあったり、ただの怠慢だったり・・・なんだかんだいって思い通りにはいかないもの。
だから、予定とは崩れ得るもと割り切って、いくらか余裕持ったスケジュールもいいと思います。
行政書士の勉強は何から始めるべきか
行政書士の勉強は最長で1年前から始めるべきとお話しましたが、その際、何から始めるべきなのでしょうか。
これはどんな勉強という意味と科目は何から始めるべきかという2つの意味があると思います。2つとも解説していきましょう。
インプットの勉強から始める
まずは合格に必要な知識の取得から始めなければなりません。知識の取得はテキストの読み込みでしょう。テキストは行政書士試験に特化したテキストがベストです。
よくあるあらゆる資格試験に対応したテキストでもダメとは言いませんが、他の試験に対応できるものが出題範囲適合性の観点でベストとは言えないものです。余計な箇所が出てこないとも限りませんので、効率的ではありません。
行政書士試験に特化したテキストを読み込んでいって知識の取得に励む。これがまず最初にすべきことになります。
科目は民法から始めると効率的
私は、科目については民法から始めると良いと思っています。
理由は2点。
民法は、試験で使える知識として定着するのに時間が掛かる科目です。つまり、難しい科目であるということ。とすれば、早い段階から準備して勉強時間を取れるようにしておくことは合理的だと思います。
2点目は、民法は、科目として、憲法との関わりが比較的薄い科目です。つまり、憲法よりも先に勉強を始めても理解云々の話は最小限です。殆ど関係ありません。
商法・会社法は、民法の特別法ですし、行政法にも国家賠償請求のところで不法行為(民法709条)の知識が必須になります。民法の知識が前提となっている科目が少なくとも2つあるということなのです。
以上の2点より、初学者でなければ、民法から始めるのもありだと思います。良かったら、検討してみてください。
講座のカリキュラムでは
各スクールのカリキュラムでは、まず憲法から始めるパターンが多いと思います。中には民法から始めるところもあるかもしれませんが、憲法は、すべての法律の基礎になりますから、ごくごく全うな進め方になると思います。
もちろん、これはこれで良いと思います。講座を取っている方で大事なのは「カリキュラムに乗っかること」です・
まとめ
いかがでしょう。
1年前から勉強を始めるのはどうかなーと考える方がいても不思議ではありません。県曲、行政書士は一定の勉強時間が必要なので、長いスパンで考える必要があると思っています。
どうしても、ちょっと耐えられそうにないよという方は、どうか講座受講で目指してみてください。それならば半年の準備期間で初学者でも十分ごうかく圏内まで持ってこれると思います。